お客様(ジェットエンジン自転車、他)

三笘さんから、お便りを頂きました。



写真左のつなぎ姿が製作者の高畑恵一さんです。約40年前の作品だそうですが、 三笘さんのお骨折りでご本人からコメントを頂きました。
「このパルスjetはリードバルブ4枚付です。 ダイナjetは確か10〜12枚有りました。 国産ユリーカjetは4枚でそれを参考にしています。 弁の厚さは、0.35〜0.40までのものを作り、 振動管長を変化して作動するようになりました。 燃料は、ガソリン+ケロシンで加圧は8〜10s コントロールは燃料コックのみで、 作動したらそのコック位置で、加減速は出来ません。 点火は自動車用プラグによって行います。 マグネットはオートバイ用(メーカー不明)の物を使いました。」



こちらは自転車用エンジン「TAS」です。三笘さんがナンバー取得に向けて準備しているそうです。
三笘さんのコメントです。
TASのエンジンも高畑氏が手に入れられた物で、 習志野市(JR津田沼駅付近)に有ったTAS・MOTORが、 S50年代に製作しヨーロッパ向け(フランスと思われる)に 販売していたものです。 TASはこのエンジンを使用し船外機を試作して 船橋港内の鈴春つり具店をベースにテストをしていた所に、 たまたま釣具を購入するため立ち寄った高畑氏が見つけ、 購入されたそうです。
頭が重くフラフラするのと、排気が足元で、靴がベトベトになる以外は なかなか、快適です。



「TAS」のオーナーズマニュアルの表紙です。



こちらは小美濃の「バイクバグ」のオーナーズマニュアルの表紙です。
驚いたことに作風はほとんど同じですね。
「バイクバグ」は小美濃が1980年頃に「ポピュラーサイエンス」だったか「何とかメカニズム」と云う雑誌の 広告ページを頼りに米国から個人輸入したので、今日まで米国製だと思いこんでいました。
しかし、上記 三笘さんのコメントからすると、小美濃は何も知らずに国産品を逆輸入していた可能性もありますね。
当時の、このあたり事情に詳しい方、是非コメントください。よろしくお願いします。



三笘さんが通勤に使用中の、 電チャリ、ポンプスです。