レバー(片持梁)には一方向の力しか無いと考えて、薄い設計に陥り易いが、
現実的には横挫屈を考慮する必要があります。
レバーは操縦系統に多く、プッシュプルクランク、ホーン、スポイラーレバー、
ラダー・ブレーキペダル等々に多用されます。
これらの設計で、横挫屈事故(折たたまり事故)に陥らない為には。
内藤(子)先生の教えによると、
レバーの断面は4:1以下とし、5:1以上にはしてはいけない。
断面形状に工夫がある場合(たとえばI型)、横方向の強度を1/3〜1/5与えて計算せよ。
自動車のブレーキペダルも横挫屈に配慮してますね。
古い大型の「Uコン模型飛行機」で薄板プレスのベルクランクが入っていることありますが、
もし数倍の荷重がかかったら、横挫屈事故(折たたまり事故)が起きるかも知れません。
もっとも、
最近のトップフライヤーの飛行機にはカーボン等の肉厚のたっぷりある素材を使っているようです。