TBSアナウンサー 鈴木 順さんのコメント

私の自宅から近かったので見に行ってきました。船橋で行われたのは、小美濃さんが日大理工学部のキャンパスで人力飛行機の制作をしていたご縁からでしょうか。

駅前は市民祭りで屋台も出てにぎわっていましたが、ビルの三階の「船橋市の産業」の展示場の一角(日大のコーナー)というロケーションからか、開始前は人影がまばらでちょっと心配でした。ところが始まってみると親子連れで立ち見も出る盛況ぶりで、さすがの学研人気!

小美濃さんは薄いブルーの(だから「白衣」じゃないよね)実験着で登場。これだけでぐっと「科学の匂い」が強まりビジュアル的にポイント高し。でもお仕事は出版社だよなぁ、、、。おや、アシスタントとして若くて可愛い女優さんを連れてるじゃないですか!これはかなりうらやましいぞ!

TBSでも「金スマ」の中で池田理代子役などをされた当麻りんさんです。
http://rin2.jp/index.html

後で聞いたら、Uコンの大会に連れて行ったりもしているそうです。小美濃さん、多趣味だからなぁ、、、。
http://homepage3.nifty.com/omino/

で、講演の中身は「大人の科学」の付録のヘリコプター(ダ・ビンチタイプとその現代版改良型、そして空気エンジンタイプ)を実際に飛ばして空力特性や反力に付いて解説したり、お手製のブロワーで発泡スチロールの球やカップラーメンを空中浮揚させたり、と、なかなか「見せる」ものでした。でんじろうさんに負けてないです。(さすがに「空気砲」はちびっ子たちに「見たことある!」と言われてましたが、、、)。「空力物が好き」という主張が全開でした。

スクリーンに映した解説のパワーポイント画像に露猫さんのかわいいイラストが活用されていましたよ。

空気エンジンのタンクを持っていたりんさんが「ポンプから空気が入ると温かくなるわ」と言ったときに圧縮熱からシャトルの事故の話に展開する時間がなかったのがちょっと残念でしたが、学研という会社がこういうように社員の持っている多彩な才能を活かせる社風なのがと〜ってもうらやましかったです。

本業の学研付録の紹介もしていましたが「作って最初は失敗する付録の方がうける」という話が目からウロコでした。「エジソン式蓄音機」を、ちびっ子よりそのお母さんたちが「知ってる、知ってる」と言うようにうなずいていたのが驚きでした。

「科学教育」なぞと大上段に構えなくても、こういったイベントを数多く行ってゆくことが裾野を広げるのにいかに大事かと痛感しました。面白くなければ科学じゃない!手前味噌ですが、私も今年の新人養成を担当したときに、カリキュラムに初めて「日本科学未来館の見学」を提案して引率しました。(自分が行きたかったんじゃないか?などと言わないように!)