内藤先生

内藤先生の講義は現実的、具体的なお話が中心で、当時自作機にはまっ ていた我々にとって、最も興奮した授業の一つでした。いつも、教壇で も帽子をかぶったままのお姿がとても印象的です。

ご存知とは思いますが、先生は「彩雲」「T-1」「エアロスバル」等の 設計を担当されています。

先生のまとめられた 飛行機設計の重要項目「虎の巻」、飛行機の構造 設計法「猫の巻」は、実務派にはもってこいの内容でした。
飛行機の構造設計法「猫の巻」は後に、構造設計法「白猫の巻」と工作 設計法「黒猫の巻」に分離改定されていると思います。

手書き原稿「白猫の巻」の内、「飛行試験に挑む心」で数項、引用させ ていただきます。

・操縦系統を頑強に作れ、操縦不如意になったときの操縦者の必死の力 を・・・
・脚は入らなくてもよい、出なければならない。飛行機は着陸しなけれ ば・・・

飛行機の構造設計法(猫の巻の改)

構造設計法(白猫の巻)目次