オリンポスの四戸さんの紹介で、 7/8スケール「ニューポール11」を拝見させて頂きました。(オーナー:片野さん)
ロータリーエンジン(シリンダーが回るタイプ)の変わりにスノーモービルのエンジンを倒立で搭載。
約2.5対1の減速機で大径のペラを回します。R&Nのエアフィルターが今風ですね。
操縦系統。フットバーにつながるターンバックル(4つ)はラダーと尾輪の索に向かいます。
画面左下のプーリーは、エレベータアップ側からの索へのリターン用。
判りにくいですが、左のプーリーはエルロンに向かう索を上に向けます。
燃料タンク。右側が防火壁。
コックピット。操縦桿のレバーはブレーキ用。左の「赤」「黒」はスロットルと、(おそらく)ミクスチャ用の操作レバー。
計器は今の所、回転計だけです。
左車輪。実機同様、地面からの衝撃はゴム索で受けます。草避けのスポークカバーも雰囲気がでてました。
水平尾翼の取りつけ。尾輪はフットバーからダイレクトに操縦索で繋がります。
効率の良さそうな大径のペラ。積層の模様がとても綺麗でした。
組み立て開始。まずは水平尾翼から取りつけました。
上翼は、左右を結合後、胴体に載せます。着陸張線の関係から上翼を先に取りつけます。
下翼の取りつけ。一葉半ですね。
V字型翼間支柱から想像できる通り、上翼は二本桁、下翼は単桁です。(実機も確か同じ構成)
左翼のエルロン用プッシュプルロッドとクランク。
同じく索側。ターンバックルの逆端が翼の付根に向かいます。
水平尾翼の荷重テストの準備。
砂袋で荷重をかけます。手前の立て看板は歪測定用のゲージ。
お見事。計算通りの荷重に耐えました。この後、力を抜いて、塑性変形が無ければOKです。
こちらは1:1のニューポール11です。第1次大戦の写真。
同じく1:1の飛行中。