2000.2.4 |
対策1
オーバーフローパイプから分岐し、サーモスタットハウジングに戻るパイプをカットします。
カットした配管は暖機を早めるためにあり、実際には冬でも必要ありません。(東京地方)
ラジエターには、トップパイプ、ボトムパイプ、オーバーフローパイプだけがシンプルに配管されます。
対策2
ウォーターポンプとファンブレードを本国仕様の固定式に変えます。
北米仕様のスリップ式は暖機を早めるためにありますが、日本の冬では必要ありません。
これによって、トラブルも半減します。
ラジエターは外して、中の茶色い水が出なくなるまで徹底して洗浄します。
これは大変効果があり、年に1度はやりたいですね。
対策3
オイルクーラを増設します。
段数は少ないものでも十分効果ありです。もう、電動ファンは外してください。
対策4
ミクスチャー付きのキャブレターに交換します。(写真はSU)
キャブレターの「スロットルバタフライの軸のガタ」は定期点検項目です。
ここにガタが出ると混合比がリーンになりオーバーヒートの原因になります。
増設したミクスチャー(チョーク)ノブです。
渋滞中、オーバーヒートの兆候が出てきたら、これを少し引く(濃くする)ことでエンジンが冷え、回避できます。
対策5
オリジナルの機械式燃料ポンプはそっくり外し、蓋(ミニのショップにあります)をします。そして、電動式燃料ポンプを燃料タンク側に新設します。
これで圧送式になるので、パーコレーションし難くなります。
対策6
いわく付きのトランジスタ点火システムです。
火花が弱ってきたらここを疑います。濡れ雑巾で冷やせば、渋滞から脱出できます。
早めに信頼のおけるトランジスタ点火システムに交換しましょう。緑のパッケージはやや不安があります。
写真のようにインテーク寄りに配置します。
対策7
ここからは「人」のオーバーヒート対策です。
思いきってヒーターユニットをそっくり外して蓋をします。(冬になったら付ければ良いのです)
配管の開閉レバーでは熱が洩れます。(外しましょう)
対策8
バルクヘッドは、たとえ小孔でもグロメットをはめます。
エンジンルームの熱は小さな隙間からでもキャビンに入ってこます。徹底して排除します。
センタートンネルの点検孔もグロメットで万全です。
孔さえ塞げばかなり快適になります。(断熱材はそれほど必要ありません)
対策9
フードをジッパー付きに張り替えます。
これはもう快適です。(小美濃はこれを知るのに20年要しました)