金属機のデータですが、相場を理解し、感を養うと言う意味でお付合いくださ い。
下表から小型低速飛行機の外板は意外に薄いことが解ります。
これはリブ間隔を極度に狭くしない限り、圧縮側外板を強度部材として期待できないことを示します。(挫屈しちゃいます)
小型低速飛行機で「スティフナ構造」をあきらめている理由でもありますね。(単桁的考え方)
一方、大型あるいは高速機では、「外板+スティフナ」構造が実現できます。(多桁,外板構造)
木製機の場合、断面積-長さ比が少なく、挫屈に関しては有利ですね。
付根 | 翼端 | 胴体 | 重量 | 計器速度V | |
FA200 | 0.8mm | 0.4mm | 0.4mm | 1.0ton | 250km/h |
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零戦 | 1.2mm | 0.6mm | 0.6mm | 2.5ton | 500km/h |
T-1 | 1.6mm | 0.8mm | 0.8mm | 5.0ton | 800km/h |